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何ですか?(31-40)


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  1. 何ですか?(31-35)
    31.A:什么东西?
    B:水烟袋。
    32.A:多少钱?
    B:十个铜子儿。
    33.A:什么价钱?
    B:一角五。
    34.A:一共多少钱?
    B:两块半钱。
    35.A:现在几点钟?
    B:快八点了。
    31.A:Shénme dōngxi?
    B:Shuǐyāndài.
    32.A:Duōshao qián?
    B:Shí ge tóngzir.
    33.A:Shénme jiàqian?
    B:Yì jiǎo .
    34.A:Yígòng duōshao qián?
    B:Liǎng kuài bàn qián.
    35.A:Xiànzài diǎn zhōng?
    B:Kuài diǎn le.
    31.A:何ですか?
    B:水ギセルです。
    32.A:いくらですか?
    B:銅貨十枚です。
    33.A:値段はいくらですか?
    B:1毛5分です。
    34.A:合計でいくらですか?
    B:2元5毛です。
    35.A:いま何時ですか?
    B:もうすぐ8時です。

    ●原著との異同
    ありません。

    ●新出単語
    簡体字繁体字拼音注音符号意味
    水烟袋水煙袋shuǐyāndàiㄕㄨㄟˇ ㄧㄢ ㄉㄞˋ水ギセル
    一共一共yígòngㄧˊ ㄍㄨㄥˋ全部で、合計で、合わせて
    kuàiㄎㄨㄞˋまもなく

     31。「什么/甚麼」は“何の~、どういう~”というふうに次の名詞にかかる働きもしますが、本当に“何の~、どういう~”と訳してしまうと日本語としては不自然になってしまうことが多いです。中国語の構造にとらわれず意訳してしまうことです。だから31は“何のものですか?”ではなく“何ですか?”、同様に33は“どういう値段ですか?”ではなく“いくらですか?”です。
     値段をきく言い方が続いていますが、お金の単位については「お金」を見てください。
     35。「了」を“~た”とばかり思っているとこういう文につまずいてしまうかもしれません。「了」にはいろいろな用法がありますが、これから事態に変化が起ころうとすることも表します。特に「快~了」のように呼応することが多いです。



  2. この時計は合っていますか?(36-40)
    36.A:这个表对吗?
    B:慢一点儿吧。
    37.A:你看什么呢?
    B:我看报呢。
    38.A:有什么新闻没有?
    B:没什么新闻。
    39.A:今儿星期几?
    B:今儿星期三。
    40.A:他回来了吗?
    B:刚回來。
    36.A:Zhège biǎo duì ma?
    B:Màn yìdianr.
    37.A:Nǐ kàn shénme ne?
    B:Wǒ kàn bào ne.
    38.A:Yǒu shénme xīnwén méiyou?
    B:Méi shénme xīnwén.
    39.A:Jīnr xīngqī
    B:Jīnr xīngqī sān.
    40.A:huílái le ma?
    B:Gāng huílái.
    36.A:この時計は合っていますか?
    B:少し遅れているようだね。
    37.A:何を読んでいらっしゃるんですか?
    B:新聞を読んでいるんです。
    38.A:何か新しい出来事がありますか?
    B:何もありません。
    39.A:今日は何曜日ですか?
    B:今日は水曜日です。
    40.A:彼は帰ってきましたか?
    B:帰ってきたばかりです。

    ●原著との異同
    箇所当サイト原著
    36と40のA:吗/嗎
    36のB
    37のA
    37のB
    40のAとB

    ●新出単語
    簡体字繁体字拼音注音符号意味
    duìㄉㄨㄟˋ正しい
    mànㄇㄢˋ遅い
    ba˙ㄅㄚ~だろうね
    kànㄎㄢˋ見る、読む
    ne˙ㄋㄜ~のだ
    bàoㄅㄠˋ新聞
    新闻新聞xīnwénㄒㄧㄣ ㄨㄣˊニュース、新しい出来事
    回来回來huíláiㄏㄨㄟˊ ㄌㄞˊ帰って来る
    gāngㄍㄤ~したばかり

     ここでは「吧」「呢」という二つの文末助字が出てきます。
     まずは表記の問題から。「吗/嗎」が以前は「麼」と書かれた(今でも時折そう書かれる)ように、文末助字というのはいろいろな漢字表記があるものです。上にも書いたように『急就篇』原著は「吧」を「罷」、「呢」を「哪」と書いていますが、今では大陸でも台湾でも「吧」「呢」と書くのが普通なので改めました。それにしても、「那個」と「哪個」の区別をせずどっちも「那個」と書いてしまう『急就篇』が、こんなところで「哪」という字を使っているのは奇妙ですね。
     さて「吧」はいろいろな場面で使うのですが、思い切って単純化すれば、日本語の“~ね”に相当します。ふつうの平叙文に用いたときは、“~だろう”というふうに、推測をしてそれに対する確認をする気持ちを表します。それ以外には命令文につけて、相手に対して“~しよう”というふうに提案する形にして、命令の語気を和らげる働きもします。
     「呢」もいろいろな場面で使うのですが、こちらも思い切って単純化しましょう。日本語の“~のだ・んだ”に相当します。疑問文の文末に用いたときは、答えを催促する語気になります。「吗/嗎」ではありませんから、疑問語のある疑問語に用いても疑問語が不定の意味になったりすることはありません。平叙文の文末に用いたときは、事実を確認する語気になります。このほか、文中でポーズをおくときにも使います。
     37。「看」は“見る”以外に“黙読で読む”意味にもなります。“読む”という意味の動詞には「念(niàn/ㄋㄧㄢˋ)」がありますが、これは“音読する”意味になります。
     38。肯定+否定の疑問文では、否定を肯定のすぐあとにおくこともできますし、文末におくこともできます。38のAは「有没有什么新闻?/有沒有甚麼新聞?」と言ってもかまいません。
     「没有/沒有」は、「没/沒」のように省略することができます。38のBは「没有什么新闻。/沒有甚麼新聞。」の省略といえます。ただしまるきり単独に「没有/沒有」という場合や、肯定+否定の疑問文の否定部分として用いられたときには省略できません。
     40。「刚/剛」は“いましがた”という意味ですが、訳すときには順序をかえて、述語のあとで“~したばかり”とするほうが日本語として自然です。