[ホームよみがえれ急就篇(フレーム表示)]

読み書き


表示コントロール 簡体字本文 繁體字本文 拼音 注音符号 解説
○表示中
非表示に
×非表示
表示する
○表示中
非表示に
×非表示
表示する
○表示中
非表示に
○表示中
非表示に

  1. 古典
    四书 五经 史书 唐诗 小说
    水浒 红楼梦 康熙字典
    Sìshū Wǔjīng shǐshū Tángshī xiǎoshuō
    Shuǐhǔ Hónglóumèng Kāngxī zìdiǎn
    四書 五経 史書 唐詩 小説
    水滸 紅楼夢 康熙字典

     古典の書名は日本人にもおなじみのものが多いですが、日本人は日本漢字音で覚えているため、中国語の音でも覚えておかないといざというとき通じません。地名や人名同様にこういう書名も中国語の音で覚えておきましょう。
     それぞれの書物の内容については当サイトの「WEB漢籍解題」をご参照ください。「水浒/水滸」と「红楼梦/紅樓夢」はWEB漢籍解題に入っていないのでWikipediaなどをごらんください(リンクはWikipediaへ)。「史书/史書」「唐诗/唐詩」「小说/小說」はジャンル名であり、そういう名の本があるわけではありません。
     「水浒/水滸」は「水浒传(zhuàn)/水滸傳(ㄓㄨㄢˋ)」と呼ぶほうが普通です。



  2. 筆画・部首名
    一点 一钩 一横 一竖
    三点水 草字头 走之儿 宝盖儿 提手
    yìdiǎn yìgōu yìhéng yíshù
    sāndiǎnshuǐ cǎozìtóu zǒuzhīr bǎogàir tíshǒu
    点(丶) ハネ(亅) 横(一) 縦(丨)
    さんずい くさかんむり しんにょう うかんむり てへん

     筆画名はすべて「一」がついていますが、「一」の部分は実際の数によってかわります。たとえば“点二つ”ならば、「两(liǎng)点/兩(ㄌㄧㄤˇ)點」と言います。ついでながらピンインのüの2つの点も「两点/兩點」と言うようです。
     「钩/鉤」は“見”の最後の画のような形も含みます。
     このほか、左ハライは「撇(piě/ㄆㄧㄝˇ)」、右ハライは「捺(nà/ㄋㄚˋ)」と呼びます。  部首名は、部首が単独字としても用いられる場合は、“○字△”のような三字で表現することが多いです。○の部分に部首の字が、△の部分にはヘン(左)なら「旁(páng/ㄆㄤˊ)」、ツクリ(右)も「旁」、カシラ(上)は「头/頭」、アシ(下)は「底(dǐ/ㄉㄧˇ)」、カマエ(囲み)は「框(kuàng/ㄎㄨㄤˋ)」、ニョウはヘン同様に「旁」を入れます。ただし特殊なものもけっこうあります。
     「提手」は「提手旁」と呼ぶことも多いです。



  3. 干支
    十干 甲 乙 丙 丁 戊 己
    庚 辛 壬 癸
    十二支 子 丑 寅 卯 辰 巳
    午 未 申 酉 戌 亥
    shígān jiǎ yǐ bǐng dīng wù jǐ
    gēng xīn rén guǐ
    shí'èrzhī zǐ chǒu yín mǎo chén sì
    wǔ wèi shēn yǒu xū hài
    十干 甲 乙 丙 丁 戊 己
    庚 辛 壬 癸
    十二支 子 丑 寅 卯 辰 巳
    午 未 申 酉 戌 亥

     年月日、時刻、方位などさまざまなものを表す序数として昔から十干十二支が使われてきました。今でもさまざまな固有名詞に残っていますが、日本人はどうしても日本漢字音で読んでしまうため、これも盲点になりがちです。しっかり発音しながら中国語の音で覚えてしまいましょう。
     なお、十干は天干(tiāngān/ㄊㄧㄢㄍㄢ)、十二支は地支(dìzhī/ㄉㄧˋㄓ)と呼ばれることも多いです。
     十二支を動物の名前で代替する習慣は日本と同じですが、一点だけ日本と違うところがあります。それは「亥」=「猪(zhū/ㄓㄨ)」だということです。なんだ同じじゃないかと思うかもしれませんが、「猪」が指し示す動物は中国語ではブタだということに注意してください。ですから占いなどの本では亥のところにブタの絵が描いてあったりします。



  4. 蘇州碼字
    苏州码子
    〡 〢 〣 〤 〥 〦 〧 〨 〩 十
    Sūzhōu mǎzi
    yī èr sān sì wǔ liù qī bā jiǔ shí
    蘇州碼字
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

     蘇州碼字というのは商業などの場で記帳に用いられた数字で、計算に用いる算木の形に由来します。
     一応旧時代のものということになっているのですが、いまだに香港などの料理屋のメニューの値段がこれで書いてあったりということがあるので、知っていて損はありません。
     Unicodeにもちゃんと登録されていて、16進数で3021~3029、「CJK用の記号および分音記号」というところに入っているのでMS-IMEなどの文字一覧表で探してみてください。ひらがなの直前あたりに入っています。
     なお、「十」は普通の漢数字です。このように位取りの数字は漢数字を用います。またゼロは〇(漢数字のゼロ)を用います。
     「〡」「〢」「〣」が連続するときは、まぎらわしさを解消するために漢数字「一」「二」「三」と交互に用いることがあります。