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敬語


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  1. 尊敬語
    令尊 令堂 令兄 令友 令正
    令郎 令爱 贵国 贵处 贵寓
    贵姓 贵庚 贵号
    lìngzūn lìngtáng lìngxiōng lìngyǒu lìngzhèng
    lìngláng lìng'ài guìguó guìchù guìyù
    guìxìng guìgēng guìhào
    お父さま お母さま お兄さま お友だち 奥様
    ご子息 お嬢さん お国 ご郷里 ご住所
    お名前 お年 お店

     日本人の目から見ると中国語の表現はドライで、敬語表現なんかないと思えるほどですが、そんなことはありません。やはり存在します。が、日本語のように文末表現を変更したりするようなものではなく、名詞を中心とした用語自体を変更するというものです。
     これらの用語は現代では使われなくなりつつありますが、古い小説や時代劇には出てきますので、覚えておきましょう。
     「令尊」から「令爱/令愛」までは相手の家族の親族名称、つまり目の前の尊敬すべき“あなた”の父、母…娘という意味で使われます。
     残りは相手の国、郷土、住まい、名前、年齢、店に関する尊敬表現です。「贵国/貴國」は原則として外国人(と思われる人)に使います。「贵姓/貴姓」は今でも名前を聞くときに「您(nín)贵姓?/您(ㄋㄧㄣˊ)貴姓?」のように使います。「姓」とあるからといって“姓”だけを聞いているわけではないので、名を含めて答えてください。



  2. 謙譲語
    家父 舍弟 敝友 內人 小儿 小女
    敝国 敝处 贱姓
    jiāfù shèdì bìyǒu nèirén xiǎo'ér xiǎonǚ
    bìguó bìchù jiànxìng
    私の父 私の弟 私の友人 家内(私の妻) うちの息子 うちの娘
    私の国 私のところ 私の姓

     こんどは自分のことをへりくだって言う語、つまり謙譲語です。朝鮮語はたとえ自分側であっても父、先生、社長などには“様”にあたる言葉をつけるなど尊敬語を用いるのですが、中国語ではそんなことはなく、父であっても自分側のものはへりくだった表現をします。
     「小儿/小兒」の「儿/兒」は“子ども”という意味を持った字なので、アル化だと思ってxiǎor/ㄒㄧㄠˇㄦなどと読まないようにしましょう。
     「敝处/敝處」は“私の郷土”、“私のすまい”など、広く私のところという意味で使います。
     「贱姓/賤姓」は「敝姓」とも言います。