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口上



  1. 急就篇とは?
     急就篇という書物はもともとは漢代の識字用教科書、伝統的な言い方でいう「小学書」です。たぶん中国の辞書・百科事典類・検索サイトではこの意味で説明されていることでしょう。ところがこのサイトでよみがえらせようとしているのはこの本のことではありません。
     戦前、中国語が支那語と呼ばれていたころ、支那語の入門者の誰もが必ずお世話になった名教材があったのです。それが『官話急就篇』(宮島大八著、善隣書院、明治37)。右図のようなテキストです(クリックすると拡大します)。
     もちろん書名は漢代の小学書「急就篇」から借用したのでしょうが、内容的にはまったく関係がありません。昭和8年の改訂以後は書名から「官話」がとれて単に『急就篇』と呼ばれるようになりました。ますます紛らわしくなったわけですが、戦前の支那語学習者にとって「急就篇」といえば紛れもなく宮島大八の『急就篇』にほかなりません。当サイトでも以後「急就篇」と言ったら漢代の小学書のことではなく宮島大八の『急就篇』のことを言います。
     「戦前の日本は欧米一辺倒、アジアを蔑視していたから、中国語を勉強する人は少なかったのだろう。みんながお世話になったというのは、『急就篇』しかテキストがなかったからじゃないか」と思ったら大間違いです。戦前にも中国語のテキストは山ほどありました。それらのテキストのできは、もちろん玉石混交とはいえ、平均すれば今と比べても決して遜色はありません。カセットもCDもなかった時代ですから音声教材はつけられなかったし、印刷も製本もおしゃれじゃなかったかもしれませんが、そういう点さえ改良すれば今でも十分通用することでしょう。その中でも『急就篇』はだんとつのできであり、これをしのぐ教材はいまだに現れていないとすらいえるほどのものだったのです。だからこそ、明治37年の版は126版、昭和8年の改訂版は45版を重ねたほど、みんながこれを使ったのです。
     また、オリジナルの『急就篇』は漢字で書かれた中国語文が羅列されているだけで、発音表記もなければ訳も解説もありません。もともとこういうものは教師が補うべきものということだったのでしょうが、これではあまりに不親切というので、さまざまな解説書が現れました。本文のすべてのローマ字発音を載せた『羅馬字急就篇』、全訳した『急就篇総訳』、さらに詳細な解説を加えて独習用にアレンジした『急就篇を基礎とせる支那語独習』など、『急就篇』ファミリーともいうべき一大参考書群があったのです。『急就篇』が非常によく利用されたことをよく物語っています。



  2. 急就篇のすごさとは?
     では、どんなにすごいテキストだったかというと……、とりあえずは右上のサンプルをクリックしてみてください。
    來了麼? 來了。
    走了麼? 走了。
     いまの中国語テキストになれた人にとっては、「ありゃりゃ、何だこりゃ」というところでしょう。何の変哲もないこんな問答が並んでいるだけ。しかも漢字の本文のみ。発音説明もなければ文法説明もない。こんなもののどこが名テキストなのか、首をかしげることでしょう。
     しかし昔から、見かけがいかにもすごそうなものは、たいてい見掛け倒しなものです。真にすごいものこそ、見かけはシンプルなものです。
     安藤彦太郎は『中国語と近代日本』(岩波新書、1988)の中で、『急就篇』のすごさについて次のように指摘しています(pp.40-43およびpp.61-62、適宜略しながら引用する)。
     東京外国語大学名誉教授の鐘ヶ江信光さんは、この一見「たわいもない対話」にこそ「抜群の意味がある」と指摘しておられる。主語のないこの対話には「中国語の生命」ともいうべき「最も経済的表現」が示され、「『場』の中に存在し生きている」会話となっている、というのである。
     ここで、『急就篇』について私の経験したことを紹介しておこう。
     私は国交回復前の一九六四年から二年間、早稲田大学の在外研究員として北京に暮らした。あるとき私は、北京動物園の西側のあたりに出かけた。『急就篇』に、「私たちは城内を出て釣りにゆきます」「いまごろはどんな魚が釣れるのですか」「たいていの魚はとれます。コイ、フナ、ケツギョなど」「ケツギョはよく釣れますか」「いや、うまくぶつからないと……」という問答があり、たしか西直門を出はずれたあたり、と教わったような気がするな、と思いながら、いまの首都体育館の裏手の小川のほとりに行ってみた。するとそこには釣糸を垂れている人びとがたくさんいるではないか。
     私は、ひとりの中年の男のそばに寄って、渡俊治先生そのままの口調で暗記していたのを、もう少し北京語らしくして、「這時候有甚麼魚?」(いまごろはどんな魚が釣れるのですか)と訊いてみた。するとおどろいたことに、男の返事が、「差不多的魚都有。鯉魚鯽魚、華鯽魚甚麼的」(たいていの魚はとれます。コイ、フナ、ケツギョなど)と返ってきたではないか。『急就篇』の名著たるゆえんを、このときほど痛感したことはない。

     言葉を水と人間の関係にたとえると、時相(tense)の明確なヨーロッパ諸語は、川のほとりにたたずんで流れを見るような言葉であり、位相(aspect)を重んじる中国語は、流れとともにあゆむような言葉だ、と私は考える。そこで中国語には、会話の形式によると、「場」が設定されて、流れを把握しやすい性質があり、多くの教科書が会話すなわち問答体であったのも、「会話主義」のせいだけではなく、それなりに意味があった、と思う。
     このように、理屈抜きでひたすら文章を丸暗記していくという単純な構成ながら、その例文が現実の生活に密着したものなのですぐに役立つ、徹底した実用本位のテキストだったのです。また上でいう「会話主義」とは、文法も相互理解もぬきの目先の実用知識だけを追い求めることをいうのですが、それがかえって中国語の性質に合致していたというわけです。最近の文法学の発展の成果をふまえたテキストが必ずしも学習効果の向上に資していないのに比べると、『急就篇』の価値はもっと見直されねばなりません。
     また、これはあまり指摘されていないことですが、『急就篇』には発音が一切付されていないかわり、昭和8年の改訂版には重念を表す傍線が付されているというのが一大特徴です。「重念」とはアクセントのことです。声調とはまた違います。中国語には一字一字に声調という上がり下がりがあるわけですが、それとはまた別に、単語の中で、また文の中でここを強く発音するというアクセント(イントネーションをも含む)があるのです。ところが現在あるほとんどすべてのテキストは、声調を教えるのに一生懸命になるあまり、アクセントを全然考慮していません。「それはCDを聞いて体得してね」ということなのかもしれませんが、アクセントがあるということすら全く教えていないというのは困ったものです(だから、一字一字を正確に発音しているつもりでもなかなか通じないんです)。それをしっかり教えているというのは現代のテキストにはない画期的な試みです。
     もちろん、『急就篇』は戦前のテキストなので、最近のIT関係の語彙などはもちろん、戦後の社会変化に対応した言葉の変化は全く反映されていません。しかし、文化大革命のころに中国語を勉強した人は、あのころのテキストが勇ましい社会主義宣伝に満ちた文章で埋め尽くされていたのを覚えていることでしょう。いまやそんな文章は博物館の中のものになってしまいました。大切なのは、目先の社会変化を追うことではなく、ホンモノの中国語を体得することではないでしょうか。新しい表現は別のテキストで補えばいいんです。
     また、戦後のテキストは「二つの中国」を認めない大陸と付き合うあまり、台湾のことをまったく考慮しないテキストになってしまっています。繁体字を使う台湾に対応するという意味で、繁体字を使った昔のテキストを用いるというのも意味があることでしょう。
     清末から民国期の小説を読んだり、時代劇を見たりするなら、そこに出てくる一昔前の語彙は現代の入門書にはあまり載っていないので、『急就篇』はうってつけです。
     そんなわけで、『急就篇』はまだまだ捨てたものではないし、むしろ現代のテキストにない実用性をもった名テキストとして、WEB上によみがえらせてみることにしました。現代の中国語学習に対応して、簡体字、ピンインを用いる一方で、台湾をもちゃんと考慮して、繁体字、注音符号(注音字母)をも併記し、コンピュータの強みで、どちらか一方(必要なら両方)を表示できるように工夫してみました。



  3. このサイトのしくみ
     このサイトは、『急就篇』(昭和8年改訂版)の本文を繁体字および簡体字で表記、発音を注音符号およびピンインで表記、訳と簡単な解説を付け、語彙初出ページ検索機能をつけたものです。また各章のタイトルは私が付したものです。
     『急就篇』は理屈抜きに覚えるためのテキストです。本文をしっかり音読して覚えこんでください。音声教材はありませんので、すべて自分の口で発音してください。中国人が近くにいるなら読んでもらうといいでしょう。中国語の正しい発音の仕方は、街中の本屋にあふれている他のテキストでやってください。
     訳や解説がまったくないのもなんなので一応つけましたが、意味や文法の理解は生半可でもけっこうです。そんなものはあとでいくらでも身につきます。まずはこの文を覚えてしまうことです。原『急就篇』は152ページ。本文しか書いてないのに152ページもあるのでけっこうな分量です。がんばってください。
     このサイトは日本語・中国語(簡体字および繁体字)が混在しているのでUnicodeで書いてあります。Windows XPであればとくにおまじないをしなくても最初から正しく読めるように設定されているはずですが、古い環境ではそのままでは正しく読めないかもしれません。適宜設定をしてください。



  4. 凡例(内容に関して)
    1. 本文はワクで囲み、簡体字、繁體字、拼音、注音符号、訳という順番で記し、その後に解説を付しました。ただし初期状態では簡体字、拼音、訳、解説のみが表示されています。各ページの先頭には現在の何が表示されているか、その状態が記されており、それを変更することができるようになっています。
    2. 解説中で中国語を引用するときは「」で囲みます。「」は原則として中国語のみに用い、日本語にカッコを用いたいときには“ ”で囲むようにしています。
    3. 解説中で中国語を引用するとき、もし簡体字と繁體字で字体が違うときは「来/來」のように、簡体字と繁體字を併記しました。一部分のみ異なるときは原則として「十二个/十二個」のように、同じ部分もふくめて併記しました。また、本文中に出てこない字などでは「日(rì/ㄖˋ)」のような形で、発音を()で囲み、拼音・注音符号双方で付記しましたが、この場合、簡体字と繁體字が異なるときは「个(gè)/個(ㄍㄜˋ)」、同じときは「幺(yāo/ㄧㄠ)」のようにしました(ただし簡体字と繁體字の併記は、項単位で二回目からは省略して単にどちらかだけを記していることが多いです)。また、漢字を書かずに単に発音のみを引用するときはlù/ ㄌㄨˋのように()囲みを略しました。
    4. 本文に付された番号は原書のものと同一です。
    5. 本文の多くは問答体ですが、余計な記号がついていないので問答の範囲がよくわかりません。そこでA:~、B:~などという形で話者を明示しました。原書にないものであるということを明示する意味でわざとローマ字を用いました。
    6. 本文の文字表記は、現在の大陸および台湾の表記にしたがって変更している部分があります。繁体字の部分はおおむね原文どおりのはずですが、異なる場合もままあります。繁体字の表記が原文の文字表記と異なる場合は解説中で補足していますので参照してください。
    7. このコンテンツはすべてUnicodeで作成しています。Unicodeではあからさまに字体が異ならない限り同じコードになっています。たとえば「半」は、日本の新字体や大陸の簡体字では上の点が下すぼみになり、旧字体では「八」のように末広がりになりますが、同じコードなので区別できません。こういうのは、日本語Windows上では下すぼみになり、ハングルWindowsでは「八」になるなど、環境によって表示が異なることがあります。
    8. 字体の相違に関するものは変更した場合があります(例:儞→你)
    9. 簡体字表記のほうでは単に簡体字化しただけでなく現在普通の表記にあらためた部分があります(例:文末の疑問詞の「麼」→「吗」)
    10. 拼音と注音符号の発音は原則として同じはずですが、たまに違うことがあります。それは大陸と台湾でどういう発音を標準としているか、異なることがあるからです。
      その違いの多くは、軽声で読むかどうかがゆれている字を、軽声として表記するかもとの声調で表記するかです。一般に大陸では積極的に軽声で表記し、台湾では絶対に軽声で読まれるもの以外はもとの声調で表記する傾向があります。軽声で読むかどうかゆれているのですから、実際には大陸でももとの声調で読んだり台湾でも軽声で読んだりしています。
      ごくまれに大陸と台湾とでまるきり発音が違うことがあります。たとえば「晌午」がそうです(→@@@jjp1005,n2@@@)ので、どちらか片方しか表示していない人は注意してください。こういう場合はできる限り解説で言及していますし、語彙検索結果では両方表示するようにし、違いがあるときは注音符号のほうを赤字で表記しています。
      台湾の発音の典拠は『國語日報辭典』にしたがっています。軽声についての判断は、この辞典で軽声で注音してあるものや、本来の声調で注音していても説明文中で“軽声に読む”としているものは軽声とし、“軽声で読んでもよい”としてあるものは本来の声調で掲載しました。



  5. 凡例(操作に関して)
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  6. 著作権について
     『急就篇』の著者・宮島大八の没年は1943年ですので、著作権法第51条により1993年末をもって『急就篇』を含めた宮島大八名義のすべての著作の保護機関は満了しております。よって当サイトのコンテンツについて、著作権の問題は一切発生いたしません。
     一方、当サイトのコンテンツは、『急就篇』を素材に不肖私めが加工したものですので、私の著作権が発生していることになります。
     本来私としては、自己の著作に関しては一切の著作権を主張せず、皆様にフリーに利用していただきたいのでありますが、この場合のフリーというのは英語の「無料」という意味も含みます。万一当サイトの内容を営利事業に利用する不心得者が出るといけませんので、当サイトのコンテンツに関する著作権は放棄せず留保することとします。
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    のように、節番号の前にnをつけたブックマークを指定します。非フレーム形式の場合はURLのあとに#をつけてブックマークを書きます。フレーム形式の場合は上記のように&bm=のあとにブックマークを書きます。



  8. 謝辞
     中国語教育史研究家の六角恒広氏は戦前の中国語参考書類を多数収集し、『中国語教本類集成』(不二出版)という形で影印出版しています。『急就篇』およびそのファミリーテキストは、このうちの第二集第一巻におさめられています。それは以下のとおりです。
    1. 官話急就篇(宮島大八) 善隣書院 M.37.8
    2. 官話急就篇総訳(杉本吉五郎) 満書堂書籍部 T5.7
    3. 官話急就篇詳訳(大橋松彦) 上山松蔵・文求堂 T6.9
    4. 急就篇(宮島大八) 善隣書院 S8.10
    5. 急就篇総訳(宮島大八) 善隣書院 S9.7
    6. 羅馬字急就篇(宮島大八) 善隣書院・文求堂 S10.11
    7. 急就篇発音(宮島大八) 善隣書院・文求堂 S10.12
    8. 続急就篇 S10?
    9. 続急就篇(宮島大八) 善隣書院・文求堂 S16.12
    10. 急就篇を基礎とせる支那語独習(折田重治郎) 大阪屋号書店 T13.12
     このサイトの底本は上記の4.ですが、発音表記・訳文・解説の作成には適宜上記の5. 6. 10.その他を参考にしました。貴重な資料の収集および出版をなさった六角恒広氏や、宮島大八氏、折田重治郎氏および諸先人に感謝いたします。



  9. 原著のPDF版公開について
     上記『急就篇』ファミリー参考書のうち、青蛙亭主人は『急就篇』『急就篇総訳』『羅馬字急就篇』を所持しております。これらはすべて宮島大八名義であり、著作権保護期間が満了しております。そこで当サイトの「資料室」でPDF化したものを公開しておりますのでご参考までにどうぞ。