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0. 字形類
倉頡字母のうちS[尸]、T[廿]、U[山]、V[女]、W[田]、Y[卜]を「字形類」と呼びます。
字形類も筆画類と同様、基本字形にはあまり意味がなく、輔助字形に大きな意味があります。やはり別名として「側」「并」「仰」「紐」「方」という別名を持っています(最後のY[卜]を除く)
筆画類と同様に、今の段階では字母とキーボードとの対応を覚えることに専念してもらうため、倉頡字母2字母以内、かつ理由がわかりやすいものだけをとりあげます。
1. S[尸](側)
左開き(コ)、右開き(匚)の形を入力します。
キーのSって、右開き(匚)+左開き(コ)ですね。そう思うとわかりやすいかもしれません。
2. T[廿](并)
并とは並と同じ字。横画が2つの縦画を貫くくさかんむりのような字形を入力するのに用います。
3. U[山](仰)
上開きの形すなわち凵を入力します。以下で見るように、たとえば「札」の右側も上開きとみなします。最後のハネは大事なんですね。
キーのUも凵に似ていてわかりやすいことでしょう。
4. V[女](紐)
「く」を変形したような形の入力に用います。
キーのVは、女だからVaginaと覚えるより、「く」とからめたほうが覚えやすいと思います。
ところで、上から3番目の「凵」。前項で「凵はU[山]だ」と言ったばっかりなのに、凵自体はU[山]じゃないんですね。そりゃそうです。Uを押したら「山」が出て来るのですから。このように、字母単独で入力できるのは基本字形と一致する文字だけです。こんなこともおいおいと学んでいきましょう。
5. W[田](方)
囗のような四角形を入力します。主にくにがまえ。口(クチ)は別に字母(R)があるのでそれとは別です。口より大きい→田と覚えるといいでしょう。
6. Y[卜]
点と縦、点と横、点と点など、点と他の筆画(点も含む)の複合された字形を入力します。
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